2017年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月
スポンサーサイト
--.--.-- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【記事編集】 |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
うねりさん
2007.03.09 (Fri)
オープン戦、不振の底に喘ぐ阪神・浜中。
我々取材班は、延べ3時間に及ぶ密着取材の結果、
とうとう、その原因をつかんだ――。

「『うねりさん』が使えないんです…」
甲子園の室内練習場。
80分間に渡る打撃練習を終えた浜中は、我々取材班の問いかけに対し、
絞り出すような声で、そう答えた。

『うねりさん』。
長距離打法の真髄とも言われるこの技術を、浜中は、
師と仰ぐ田淵幸一・前阪神打撃コーチから学んだ。
現役時代、「ホームランアーチスト」と称された田淵氏直伝の、匠の技。
2006年、『うねりさん』を完璧に自分のものとした浜中は、3割、20本の好成績を残し、
今シーズンのさらなる飛躍が期待されていた。
ところが…。

宜野座の一次キャンプ中に浜中は、この『うねりさん』に、自ら改良を加えた。
軸足を、くるるるるるるん、とさせて打つ『うねりさん』。
浜中はその前に、きゅきゅ、を加えたのだ。
きゅきゅ、くるるるるるるん。
これが師匠、田淵氏の逆鱗に触れた。
田淵氏によると、2月下旬に浜中と直接顔を合わせ、
『うねりさん』に手を加えた真意を問いただす約束をしていたという。
ところが浜中は直前になって「頭部に死球を受けた」という理由で面会をキャンセル。
この一件によって、田淵氏の不信感は増大する。
さらにこのころの浜中が、周囲の者に対し、
「うねりさんはもう、浜中治のモノになっていますから」
と語ったという証言もある。

そしてご丁寧にも、この言葉を田淵氏へご注進に及んだ人物がいた。
一説によれば、その人物は「開幕ライトスタメン」の座を狙う某ベテラン選手であると
まことしやかに囁かれているが、真偽のほどは定かではない。
いずれにせよ、浜中の言葉を耳にした田淵氏は、ますます態度を硬化させてしまった。
ここに及んで、ようやく事の重大さに気付いた浜中は、
「直接お会いして、謝罪したい」
と述べ、実際に数回にわたり、田淵氏の元を訪れたが、田淵氏はこれをことごとく無視。
数日前には「有田みかん詰め合わせ」を手に、
田淵氏の自宅前で立ち尽くす浜中の姿が目撃されている。

田淵氏の怒りは止まるところを知らず、
先日、とうとう日本打撃技術協会(JASBAT=会長・種田仁)に対して、
「打撃フォームに、意に反する改変があった」と通知するに至った。
これを受けてJASBATは、異例の注意をホームページに掲載。
浜中バージョンの『うねりさん』を利用すると、
「田淵氏の有する同一性保持権の侵害その他の法的責任が生じる恐れがある」として、
「利用許諾をできません」と宣言したのだ。

双方のボタンの掛け違いから、思わぬ事態へと発展した『うねりさん』騒動。
この問題について記者から質問を受けた岡田監督は、
「知らんがな」
と、当面、静観する構えだ。

浜中の苦悩は続く。
スポンサーサイト
【記事編集】 |  00:07 |  妄想  | トラックバック(0) | コメント(10) | Top↑
コメント
■そんなん知らんがなw
色んなもんを取り入れてるねー、感心しますわ!

>日本打撃技術協会(JASBAT=会長・種田仁)
 あれ、八重樫から会長が代替わりしてたん知らんかったっす。

>「開幕ライトスタメン」の座を狙う某ベテラン選手
 やっぱりお前か、、、、、、、、、、吉田浩…。

>大阪環状線
 もちろん覚えてますよー!(滝のような汗を日中夜書き続ける)
KEN |  2007.03.09(金) 00:25 |  URLコメント編集
■KENさま。
うねりさんよ~♪うねりさん~♪
そおらをみああげりゃあああ♪

>JASBAT
近藤和彦→竹之内→八重樫と続いた会長職。
今年、協会設立以来初めて、現役選手の会長が誕生しております。

>吉田浩
KENさん、なんか最近ちょっとノスタルジックになってません?

>覚えてますよー!
ああ、やっぱり…。
ここ数日、必死で記憶の糸をたぐっていたのですね。
そしてついに「覚えてないがな」という結論に達したのですね。
もしかすると、僕があのオフ会に参加したのは幻だったのではないか、
あの場にいたように感じるのは、妄想のなせる業なのではないか、
そんな風に思いはじめている今日このごろ…。
喜八 |  2007.03.09(金) 00:46 |  URLコメント編集
■遅ればせながら…
 毎回、面白いですね。
で、スミマセン。 KENさんのもそうなんですが…、勝手に私のブログにリンク貼らせてもらってます。 m(_ _)m


 ♪おうねりさんよ~(笑)

 田辺の濱ちゃん、思わず有田みかんで。(笑)
法律的には、“きゅきゅ”無し版も使用不可とか?(笑)

 
観宙斎 |  2007.03.09(金) 08:24 |  URLコメント編集
■おそるおそる
>ここ数日
 誤字脱字をしてしまうほど(書き続ける)針のむしろに鎮座しておりました。

違うんです!
覚えておりますとも!
環状線で3人で帰ったことは!
ええ、鮮明に!
リサさんと、男性の方と!
決して幻(広島の銘酒)なんかじゃありませんとも!
僕は間違い無く一緒に帰りました!
…男性の方と。

その後、終電で和歌山まで寝過ごしたことも幻なんかじゃ無い!


P.S.
確か「ROMです。」とご挨拶されていた厚顔の美少年が喜八さんですよね!
(とおそるおそる聞いてみる)

ノスタムジィKEN |  2007.03.09(金) 10:54 |  URLコメント編集
■おふくろさん
時事ネタですな~ え?ジジネタ(ドラさん風w)
田淵氏はそんなガンコに見えまへんけど・・・・

種田の後を継ぐような、個性的な選手が出てきて欲しい今日この頃。 
川内こうでん |  2007.03.09(金) 11:59 |  URLコメント編集
■観宙斎さま。
>法律的には、“きゅきゅ”無し版も使用不可とか?(笑)
今日はうねりさんなしでも結果が出ましたね。
でもまあ、あれはうねりさんが使えればバックスクリーン一直線だったでしょう(笑)。

>リンク
ありがとうございます。うちも観宙斎さんとこリンクしといたんですが、
なぜか反映されてません。。。
もうちょっと待ってくださいね。
喜八 |  2007.03.11(日) 16:28 |  URLコメント編集
■KENさま。
ああ、できれば聞きたくなかったそのお言葉……。
それにしても…、
>厚顔の美少年
また誤字、ってもしかして、この期に及んでまだいたぶるつもりか!
あの日、カラオケボックスの隅っこで、慎ましやかに座っていただけの僕を、
言うに事欠いて「厚顔」とは!
そんなに厚かましいように見えたでしょうか……。

週末にいわほーさんが来た時にも話をしてたんですけどね、
結局、結局ですよ、あの日あれだけの参加者がいた中で、
僕をちゃんと認識してくれていたのは、旧知のtoaroさんを除けば、りささん一人だけだった、
という悲しい統計結果が出ていることがわかったんですよ。
これでもし、りささんにまで「覚えてへんがな」とかなんとか言われた日にゃもう…。
喜八 |  2007.03.11(日) 16:41 |  URLコメント編集
■でんまんさま。
裏でんまん、お疲れさまでした。
それにしても、酔うたでんまんさんを久々に見た気がします。

>種田の後
近藤和彦、竹之内、八重樫、長崎、梨田、ミヤーン、クロマティ…。
つい最近まで、おちょくってるとしか思えないフォームの選手はいっぱいいました。
最近は、物まねしてみんなで楽しめる選手がほとんどいなくなりましたねえ。
喜八 |  2007.03.11(日) 16:49 |  URLコメント編集
■おひねりさん
浜中の苦悩は続く。

「ハマ。ええか、プロは厳しい世界なんや」
突然、後ろから聞こえたその声に、浜中は振り返った。

「あ、監督」
「一年、結果出たくらいで五年十年、それでやっていけるっちゅうもんやない。続けて結果をだしてこそプロなんや。自分の手でゼニは稼がにゃならんのよ」

そういうと浜中の肩に手をやって、こう言った。
「どうや、“うねり”を捨ててみいひんか」
このときの岡田監督は、いつもの見慣れた仏頂面とは違い、アルカイック・スマイルの菩薩様のようであった。

「そんなことしてもイイんですか?」浜中が恐る恐る口にした。
「ああ。やっぱりお前には“おうねりさん”は向いてへんのや」
「そうですよね。ずっと、そう思っていたんです。でも田淵先生のご機嫌損ねることが怖くて、よう口に出来ませんでした」
「ハマ、心配すんな。田淵さんは、もう球団とは関係ない人間。もしも田淵さんが何か言うてきたら、俺がお前の傘になる。空を見上げりゃ空にあるっちゅうやないか」
「‥‥カントク!」
「‥‥ハマ!」

そういうと岡田監督の顔は、いつもの表情に変化していった。

「そうと決まったら、さっそく打撃改造や。ええか、俺の言うとおりにするんやで」
「打撃改造‥‥って、今からですか?」
「そや。ハマには“うねり打法”は向いてないんやから。お前に必要なんは“ひねり打法”なんや」
「ひねり打法?」
「心配するな。うねり打法の欠点を、全て解消した画期的な新打法や」
「“うねり”と“ひねり”は違うんですか?」
「えら違いよ。そもそも腰の位置がちがうからな。ちょっとやってみ。ええか、腰をこうやなあ、そう、ヘソのところを前に突き出すんや」
「えっ、こうですか?」
「もっと大胆に前に突きだすんよ」
「こうですか?」
「そうそう、そんなかんじや。その格好でファンの前をゆっくりと歩くんやで。ええか。そしたらなあ、気前のエエ客がこうやってお札を細く折り曲げて、ヘソの下に挟んでくれるんやわ。40~50代のおばはんが一番の狙い目よ。なんちゅうてもプロは自分で稼がにゃいかんのんや‥‥。」



いわほー |  2007.03.11(日) 21:57 |  URLコメント編集
■いわほーさま。
代打・浜中がアナウンスされると、
甲子園球場は、檜山登場時以上の声援に包まれた。
誰もが、ここしばらくの浜中の苦悩を知っていた。
そして、岡田監督直々の手ほどきによって、
前日、とうとう新打法を完成させたことも。

ダッグアウトから出てきた彼の姿を見て、
観衆のほとんどが、HMにある「不死鳥が舞い降りたら…」
の歌詞を思い浮かべていた。
これほど、現状の浜中にふさわしい歌詞はないだろう。
決して評判が良いとは言えないHMだが、
この時ばかりは、この歌詞を書いてくれたHM管理委員会に、皆、心から感謝していた。

浜中は、ネクストバッターズサークルで1度、2度と素振りをした後、
ゆっくりとバッターボックスへ向かった。
すると……。

熱狂のるつぼと化していたスタジアムが、瞬く間に静寂に包まれた。

肩にバットを担ぎ、腹を前に突き出してのし歩く浜中の姿。
彼の童顔にはまるで似合わないその所作を目の当たりにし、
ファンは、誰しも声を失っていた。

そのままバッターボックスへ向かうと思われた浜中は、
何を思ったか、再びベンチへと戻っていった。
そして、同じ動作で、今度はバックネット際ぎりぎりのところを歩き出した。
復活を待ちこがれていた浜中が、いま、目と鼻の先を歩いている。
にもかかわらず、バックネット裏に陣取っていたファンは、
彼に何らの声もかけられずに、呆然と、その姿を見送るだけであった。

異常な振る舞いは、なおも続いた。
三塁側ベンチの手前まで歩いていた浜中は、
一度首をかしげると、小走りで自軍ベンチまで戻り、
今度は反対方向、ライトスタンド側へと歩みを進めだしたのだ。
相変わらず、フェンス際のところを、
相変わらず、腹をぐいと突き出したまま。

アルプススタンドの手前まで行き、
またもや引き返してきた浜中の目からは、涙がこぼれていた。
あわてて駆けつけたトラッキーに抱えられたまま、
浜中は、ダッグアウトの奥へと消えていった。

「代打・葛城」
そう告げる岡田監督の声が、一塁ベンチ上の観客にもはっきりと聞こえるほど、
スタジアムの静寂は続いていた。
沈黙に堪えきれなくなったのか、観衆の一人が、
「川藤みたいや」
と呟いたが、反応する人は誰もいなかった。
そうすることが、まるで不謹慎であるかのように。

浜中の苦悩は続く。
喜八 |  2007.03.12(月) 00:24 |  URLコメント編集
コメントを投稿する
サイトURL
コメント
パスワード  編集・削除するのに必要
非公開:  管理者だけにコメントを表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。