2007年03月 / 02月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫04月
スポンサーサイト
--.--.-- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【記事編集】 |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
自爆
2007.03.03 (Sat)
「物言えば唇厚し」を読んで    2年B組 松本でん助

今岡の乱――。
一部の好事家には垂涎の、歴史的事実である。
未だ解明されていない謎の部分が多いことも、
彼らの知的好奇心をかき立てる要因となっている。

2007年10月31日、圧倒的な強さで日本シリーズを制した阪神タイガース。
その夜、共同記者会見の場において事件は起こった。
席上、五奉行の一人である今岡誠は、記者からの質問が続く中、何の脈絡もなく突然、
「かなもっさんにはついて行けません」
と呟くと、そのまま退席したのだ。
この動きに同調したのが、杉山直久、岡崎太一、桜井広大、そしてダーウィン・クビアンの四人。
誠を含む五人は、この日以来、忽然と姿を消した。
アジアシリーズ終了後に突如現われた五人は、球団事務所を急襲、
「関西人の関西人による関西人のためのタイガース」
というスローガンを掲げて事務所内に立て籠もった。
1000人以上の機動隊が事務所を取り囲む中、
岡田彰布監督、さらには名指しで非難された金本知憲までも加わり、
懸命の説得を試みるも不調に終わる。
膠着状態は四日間にも及んだ。
とうとう痺れを切らした機動隊は、大胆な作戦をもって、強行突入に踏み切る。
クレーンに鉄球をつり下げ、事務所の壁と屋根を破壊したのだ。
大穴の開いた建物側面と上部の二面から同時に事務所内へ突入した機動隊は、
大富豪に興じていた直久、太一、広大、ダーウィンの四人を確保。
ちなみにそのとき、ダーウィンが大富豪だったという兵庫県警の記録が残っている。
ところが、誠の姿はどこにも見当たらず、以来、二度と人々の前に姿を見せることはなかった。

これが、現在我々が知ることのできる、事件の全貌である。
こうして改めて振り返ってみると、やはり謎が多いと言わざるを得ない。
ランニング中に交通事故に遭い、122歳の生涯を閉じた金本知憲も、
生前、この真相については固く口を閉ざしたままであった。
一説によると、背後に「純・関西」のチーム編成を目論む
岡田彰布の深謀遠慮があったと囁かれているが、
真偽のほどは定かではない。
その後、今岡誠は奥州経由でモンゴルに渡り、
平成の大横綱・朝青龍になったといわれているが、
これも荒唐無稽な「物語」の類に過ぎない。
現代に生きる私たちには、もはや、この事件の真相を知ることはできないのだろうか――。

そんな絶望の淵から我々を救い出してくれたのが、本書「物言えば唇厚し」である。
これまで謎とされていた部分に、大胆な視点で切り込み、
事件の真相へと読者をグイグイ引っ張っていく力強さが、本書にはある。
……いや、分かっている。私は少々言い過ぎだったかもしれない。
本書の発するおびただしい熱のために、頭がボーっとしていたことは認める。
たしかに、真相と呼ぶには、そのストーリー展開はいささか奇想天外にすぎるだろう。
しかし、無類に面白いことは確かである。
この点については、すでに読まれた方も賛同してくれるのではないか。
それだけ読み応えのある小説だ。

著者は、この謎多き史実に、
福原党の忍び「藤本」という架空の人物を一人、放り込んでみせた。
ある日、誠の元を訪れた「藤本」。
彼が「金本さんのイジメに耐えられない」と漏らすところから、
この物語は始まる。

読者はいきなり、度肝を抜かれたに違いない。
聖人君主として現代にまで名を残す、そんな金本知憲が、
こともあろうにイジメとは…。
この大胆不敵な仮説に、嫌悪感を覚えた読者も多いだろう。
しかし、そこはぐっとこらえて、続きを読んでもらいたい。
中盤あたりになると、
「もしかすると、藤本という男は実在したのではないか」
「もしかすると、金本知憲は、本当に藤本という男をいたぶっていたのではないか」
そんな錯覚を催すほどの、リアリティを感じさせるのである。

そして、この小説のもう一つの軸となっているのが、
三大老の残る二人、下柳剛と矢野輝弘の淡い恋物語である。
今岡の乱という硬質なテーマが題材となっているにもかかわらず、
意外に女性の読者が多いのも、二人の純愛がしっかりと描かれているからである。
そう、この「物言えば唇厚し」という小説は、歴史小説であると同時に、
上質の恋愛小説でもあるのだ。

さて、そろそろ規定の枚数が迫ってきた。
残りでこの小説の面白さを語り尽くすには、あまりにも少なすぎる。
さあ、読者の皆さん、今すぐに最初のページに戻り、じっくりとこの小説を読み進めてほしい。
そして、このすばらしい岩保ワールドに浸ってほしい。



……ア、アホかアイツは。
解説丸写しやないか。
何が「規定の枚数が迫ってきた」じゃ。
そんなもん最初っから設定してへんわ。
鬼八先生、この松本てお宅のクラスの生徒でしょ。
大胆なことしまっせェ。
見てくださいこの感想文。一字一句解説の丸写しですわ。
スポンサーサイト
【記事編集】 |  00:08 |  妄想  | トラックバック(0) | コメント(14) | Top↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。