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歴史の授業 テープベタ起こし
2007.02.28 (Wed)
はい、ええか。
ほな授業始めるぞ。
えーと。
前回はどこまでやったかいな。
あ、そうか。岡田彰布政権誕生までやったな。
えー、教科書の179ページやぞ。

はい静かに。やかましぞ。

えー岡田政権の特徴言うたら…、特徴言うたら?
はいなんやった?
ふたーつあったな。
…そーお。一つは「どんでん兵」やな。
えー前回はこの「どんでん兵」について説明しました。
したなあ?したで。もう二回も言わへんで。な。

ここは間違いなくテストに出るトコやからな。よー復習しとけよ。

それからもう一つ…。
岡田政権の特徴のもう一つ。
それが?
それが?
はいそう。「丸投げ政治」です。
ひとたび試合が始まると、後はすべて選手任せ。
これが…、
これが…、
はい、そこ、静かにせーよ。
これが岡田政権のふたーつめの特徴です。
ええかあ。
「丸投げ政治」。
あ、まぶしかったらカーテン閉めてや。

この。えー、この丸投げ政治に大きく貢献したと言われているのが。
言われているのが?
…そーうやな。
「三大老」やな。
きみ、よー予習しとるな。
えー「三大老」。
え、まず一人目が。
一人目が…、金本知憲。やな。
読み方は「かねもとともあき」やぞ。
たまに「かなもととものり」と読む人がおるけどな。間違いやぞ。
この金本知憲が、攻撃の要。

次に。
…次に。守備の要と言われたのが。
…言われたのが?
そやな。矢野輝弘やな。
これも。
これも読み方は「やのあきひろ」やぞ。
てるひろちゃうぞ。な。ええか。
えー、この矢野輝弘が守備の要。

そしてもう一人。投手の要。
…投手の要が?
そーや下柳剛やな。

金本知憲。矢野輝弘。下柳剛。
この3人のことを。
ことを「三大老」と言う。…と言う。な。
この三大老は、みな同い年やった、同い年やったと言われてます。
選手からの人望だけでなく?
だけでなく。
ファンからの人気もすさまじいものだったと言われてます。
たとえば?
たとえば下柳剛。
彼には?
彼にはこんな歌があった。こんな歌があった。
はいちょとそこさっきからやかまし。
ええか。ここ試験にでるぞ。
はい、えーこんな歌があった。

「やなぎのしたに犬がいる。だから下柳。これでいいのだ、これでいいのだ」

えー残念なことに、現在はメロディが遺っていませんが、
平成時代の人はみんなこの歌を歌っていた、という記録がちゃあんと残っています。
歌というと。
歌というと。
ええか、歌というと。金本知憲にも、こんな歌がありました。
えー、残念ながらこちらもメロディは遺っていません。
えーと。

「電話してちょうだい。もっともっとかねもっと。もっと」

なぜ金本知憲に電話をしてもらいたいのか。
もらいたいのか、それは。
それはよくわかりませんが、当時はこれもみんな歌っていたそうです。
えー矢野の歌は現代まで伝わっていませんが。
いませんが。
おそらく何らかの歌があったということは、これは定説です。

えー。まあ何にせよ。
何にせよこの三大老が、当時の岡田彰布政権で。
岡田彰布政権で、実質的な権力を握っていた、と言われています。
で。で。その下にいたのが。いたのが。五奉行です。
五奉行。な。
まあ、こっからはテストには出せへんけどな。
出せへんけど、まあ、一つの教養として知っとって損はないわな。
五奉行というのは。
えー、檜山進次郎、片岡篤史、今岡誠、赤星憲広、藤川球児の五人やな。
えー。このいわゆる「三大老五奉行体制」によって。
によって。
平成時代の阪神は安定期を迎えることになります。

えー、ところが。
ところが。
この体制に反旗を翻したのが?
翻したのが?
これは知らんか。誰も知らんか?
えーこの体制に反旗を翻したのが。
五奉行の一人、今岡誠です。
二〇〇七年、突如として、
「かなもっさんにはついて行けません」
という言葉とともに反旗を翻すわけで……。

そこさっきから何ごちゃごちゃ言うてんねん!
先生の授業がつまらんねやったら、出て行け!
義務教育ちゃうねんぞ!

…はいええか。ちゃんと聞いてくれよ。ええか。
どこまで行ったかな。ああ、今岡の乱やな。

あーもう時間なくなってもうたな。
えー、そしたら、次はこの「今岡の乱とどんでん兵の崩壊」。
教科書の183ページからやな。
こっから続きやるからな。
予習しといてくれよ。

あ、あとこの今岡の乱の事情については、
岩保虎夫が「物言えば唇厚し」という小説で詳しく書いてるから、
興味のある人は読んでみてください。よーできた小説です。


はい。えー、後10分やな。ほないつもの小テストやるで。
教科書、机の中にしもて。
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【記事編集】 |  23:51 |  妄想  | トラックバック(2) | コメント(14) | Top↑
完全なる手抜き
2007.02.26 (Mon)

渡辺はどこへ行った?






ひっとりじゃないってえ♪すってきなこっとねえ♪







あぁ、へりこぷたーやぁ。






【記事編集】 |  22:36 |  妄想  | トラックバック(0) | コメント(10) | Top↑
違和感
2007.02.26 (Mon)
阪神新聞 「読者の声」

■秀太に違和感 (明石市 蜷川新右衛門 無職 77歳) 

sky-Aのキャンプリポートを毎日拝見しております。
2月25日の中継で、ちょっと気になる点がございました。
その日は高知でオリックスとのオープン戦があるとかで、
選手の大半はそちらへ行っており、
安芸に残っていたのは、金本、矢野、今岡ら一部の主力選手のみでした。
ある意味、豪華メンバーが揃う中、一人、秀太選手がおりました。
私には、どうもこれが腑に落ちない。
錦鯉の池の中に、一匹、メダカが泳いでいるかのような違和感がございました。
岡田監督は、このようなファンの声も十分に考慮して、人選をしていただきたい。

■秀太さんをもっと映して (枚方市 桔梗屋弥生 学生 15歳)

sky-Aのキャンプリポートを毎日楽しみに見ています。
私は秀太さんの大ファンです。
この間の中継では、金本さんや矢野さんや下柳さんに混じって、
秀太さんの姿があって、とっても嬉しかったです。
だって、これって、秀太さんが金本さんや矢野さんや下柳さんたちとおんなじ、
一流選手だってことなんでしょ?
岡田監督が、そう認めたってことなんでしょ?
なのに、福屋さん(?)って人は、秀太さんにインタビューしませんでした。
背番号50の人(すみません、だれか知りません)にはインタビューしたのに。
一流選手はもっと大事に扱ってほしいと思いました。

■杉山に違和感 (京都市 足利義満 会社役員 55歳)

sky-Aのキャンプリポートを見て一言。
2月25日、杉山が打ち込まれた翌日の中継でのこと。
居残り組とやらがチンタラ練習する姿を見て、私は苛立ちを隠せなかった。
中でも、前日に打ち込まれた杉山の、まったく反省のないヘラヘラした態度には、
心底がっかりするとともに、行き場のない怒りすら覚えた。
私は会社を経営しているが、90年代の経済不況、
いわゆる「失われた10年」をなんとか乗り越えてきた私の会社には、
彼のようなやる気のない社員は一人もいない。
いや、かつているにはいたが、この厳しい環境を乗り切る過程で、
一人、また一人と脱落していった。
そして今では、同業者から「京都一の精鋭集団」と評されるまでの企業に成長している。
杉山に言いたい。私の会社なら、君はもうとっくにクビだ。
世間はそんなに甘くはない。

■福家氏に違和感 (茨木市 安国寺一休 自営業 40歳)

sky-Aのキャンプリポートを楽しみに拝見させていただいております。
さて、過日の放送で、前日打ち込まれた杉山投手に対し、
同局のディレクターである福家雅明氏が、
「期待されているんだから、もっとしっかりしてほしい」旨の発言をされておりました。
この発言に対し、私は違和感を覚えました。
果たしてあなたにそんなことを言う資格があるのかと。
何の根拠もなく、福家氏を批判しているのではありません。
私は子供のころ、福家雅明という投手に、それはそれは期待しておりました。
私だけではありません。当時の阪神ファンなら、誰もが同じ思いを持っていたでしょう。
兼六園球場だったでしょうか、対中日戦、モッカの一発で敗戦投手になったことがありました。
負けはしましたが、あの力投を見て、これで福家は一人前になる、と期待したものです。
しかしその期待は、毎年のように裏切られ続けることとなりました。
結局、未勝利のまま引退。
精神力の弱さは、杉山投手の比ではありませんでした。
パンチパーマとエナメルの靴だけは一人前でしたが。
そんな福家氏だからこそ、杉山投手の置かれた立場がよく理解できるはず。
もっと暖かい視線のコメントがほしいと思い、筆をとりました。
【記事編集】 |  00:17 |  キャンプ・オープン戦  | トラックバック(0) | コメント(16) | Top↑
おすぎです!
2007.02.25 (Sun)
杉山3回7安打に岡田監督怒る「次ない」<日刊>
「もう投げるところないやろ」岡田監督、杉山の二軍落ち決断<サンスポ>
杉山に最後通告「3回2失点」あきれた!岡田監督<スポニチ>
指揮官激怒!杉山炎上…2軍落ち<デイリー>

あらまあ、監督えらい怒ったはるやんか。
えーと報知は…。あ、載ってないわ。
日経は…。やっぱり載ってないなあ。

それにしても日経新聞って、読むとこないなあ。
スポーツ欄、こんだけしかないんかあ。
その割には競馬がスペースとってるなあ。
テレビ欄も中にあるし。第二部とか邪魔になるだけやし。
次から買わんとこうっと。

そうかあ、監督怒ったはったんかあ。
俺はてっきり
「杉山クラスは開幕に間に合ってくれたらええんや」
って快く送り出してくれはったんやとばっかり思ってたんやけどなあ。
そうかあ、だから今朝、球児がしゃべってくれへんかったんやなあ。
てっきり寝起きで不機嫌なんやとばっかり思ってたんやけど。
うーん。そうか。怒ってたんや。怖かったなあ。球児の顔。

「日本ハム戦で打たれた後も何か変えようとする姿勢が見えん。ブルペンで1回も100球を超えてない。50、60球しか投げてないヤツが3イニング抑えられるか?」


そんなこと言うたってなあ。
俺に「何か変えようとする姿勢」。
こんなん、似合わへんわあ。

なりふり構わない杉山。

鬼気迫る表情の杉山。

……アカン。ちょっと考えただけでも笑えるわあ。似合わへんわあ。
ファンもそんなん期待してはらへんって。
飄々と投げるからこそ、杉山なんやんかあ。
あ、でも今俺って、鬼気迫るじゃなくて、危機迫る、になってるわあ。
…ぷはは。これ使えるなあ。
そうや。これ、4月から開設する公式サイト『直久勝負(ちょっきゅうしょうぶ)』で使おっと。

あ、江草も2点取られてるやん。
あいつも明日から鳴尾浜かなあ。

え、ノリさんの背番号205?
そんな大きな数字、小嶋やったら胸の辺までぐるっと回ってくるなあ。
あ、これも『直久勝負(ちょっきゅうしょうぶ)』で使おっと。

あ、平田監督。杉山です。今日からお世話になります。
あのこれ、安芸のおみやげです。みなさんで…。
【記事編集】 |  15:17 |  キャンプ・オープン戦  | トラックバック(0) | コメント(14) | Top↑
夢十夜(第九夜)
2007.02.21 (Wed)
第九夜~B面のメドレー~

こんな夢を見た。

赤ん坊を抱いている。さっきから泣いたっきり。
ほとほと困り果てた。
えーい、やけくそや。
ビービー言うたままの赤ん坊の耳元で、
「4番サード掛布」と、
囁いてみる。
するとどうだ。ぴたりと泣きやんではないか。
それだけではない。満面の笑みさえ浮かべている。
雲一つない晴天。洋々たる前途。拓かれた未来。
そんな甘美な言葉の響きが、こんな小さい赤ん坊にも伝わるのだ。

                  ◇

念願叶って、新聞記者になった。
初仕事は、故障で調子の上がらない安藤への取材。
意外にも、その表情は明るかった。
何も聞いていないのに、安藤は勝手にしゃべり出した。
「小学生のときにね、クラスの女の子が寝違えたとかで、首を右にかしげたまま学校に来たんだ」
「その仕草がかわいくて。ところが次の日、俺も寝違えたんだよ。わざとじゃないよ。たまたま」
「学校へ行くと、彼女の首もまだ曲がったまま。ふたり仲良く首をクイッと」
「友だちからさんざん冷やかされたよ。アイツの真似してるんか。優也、オマエ好きなんか?って」
「それで、初めて気付いたんだ。俺、あの子のことが好きなんだなって」
「今、右足をケガしてるだろ。そのときのことを思い出してさあ」
「あ、俺、もしかしてあの人のことが好きなん……」
気がつくと、駆けだしていた。
こんな話を聞かされるために、僕は新聞記者になったわけじゃない。

                  ◇

それにしても、宵っ張りな赤ん坊だ。
一向に眠る気配がない。
そや…。
ふと思いついて、耳元で、
「4番ライト岡田」と、囁いてみた。
瞬く間に眠りについた、と思ったが、
どうやら気絶してしまったらしい。
どんよりとした曇天。見通しのまったく利かない漆黒の闇。
そんな寛美な言葉の響きさえ、この子はわかっているのだ。

                  ◇

銀行へ行くと、
「カードを取ってお待ちください」
と言われた。
43番。
ところが、一向に、自分の番号が呼ばれない。
窓口では、すでに60番台がコールされている。
忘れられてしまっているのだろうか。
43番のカードを握りしめたまま、僕は呆然と立ち尽くす。
隣では、44番のカードを持ったおじさんが、
半ば諦めたような雰囲気を漂わせて立っていた。

                  ◇

翌朝、起きるなり元気に泣き出した赤ん坊に、
「4番サード今岡」
と囁いてみた。
ピタリと泣きやんだかと思うと、
「フン」
と一つ、鼻で笑い、再び寝息を立て始めた。


第一夜~焼きそば~
第二夜~岡田構想~
第二夜外伝~トレード~
第三夜~血液~
第四夜~シャドー~
第五夜~ぐるぐる~
第六夜~濁点~
第七夜~ミーティング~
第八夜~北京~

【記事編集】 |  23:35 |  妄想  | トラックバック(1) | コメント(10) | Top↑
打ち上げ
2007.02.19 (Mon)
「おつかれ!」
「さあ、安芸行くでェ」



宜野座キャンプを終え、安芸まで徒歩で向かう阪神ナイン。
前列左から藤本、林、矢野、鳥谷、赤星、前田、
後列左から金本、杉山、安藤、今岡
【記事編集】 |  00:39 |  キャンプ・オープン戦  | トラックバック(0) | コメント(20) | Top↑
割烹・直久
2007.02.17 (Sat)
■ぐるぐるなび会員のあなたに送るお得な「トラトラメール」■

割烹・直久(かっぽう・なおきゅう)   

~ 新地の名店「阿津志」で修業した料理長の店 ~


☆☆☆☆料理の一部をご紹介☆☆☆☆

<一品料理>
吉竹煮 1500円
若竹煮 1200円
豆腐の中華風ウェイツー 800円
今岡産ゴボウのきんぴら 380円
 
<魚料理>
勝男の土佐造り 2500円
矢野さばの西京焼き 時価
下さばの煮付け 時価

<肉料理>
敬谷鳥の狩野焼 3000円
前田牛の大和煮 2800円
三東羊の江草焼 2500円
 
<鍋料理>
渡鍋(2人前~) 2000円(1人前)

<お食事>
能見うどん 1800円
沼沢産こしひかり 旬の炊き込みご飯 1200円

<デザート>
赤星苺と伊代野柑のクビアン 800円


☆☆☆☆日本酒・焼酎も豊富☆☆☆☆

<日本酒>
嶋田宗
野口寿
清水誉
久保田(智寿)
吉野

<焼酎>
杜氏領平(芋)
誠の救世主(芋)
龍之介(麦)
阿弐喜(麦)
忍(米)
喜田剛(黒糖)


【料理長から一言】
魚料理には特に自信があります。
ここで取り上げたのは、ほんの一例です。
お料理、お酒とも豊富なラインアップであなたのご来店をお待ちしております。
ぜひ、お越しくださいませ。
なお、春先は休業していることも多いので、4~6月頃にご来店の際は、
恐れ入りますがお電話にて確認の上、お越しください。

住所:京都市上坂区藤原通1-1-1 杉山ビル1F
電話:(075)***-****(「エースはすぎやま」と覚えてください)
年中無休(なお、雨天の場合休店)
【記事編集】 |  00:06 |  妄想  | トラックバック(0) | コメント(18) | Top↑
夢十夜(第五夜)
2007.02.15 (Thu)
―ぐるぐる回し―

こんな夢を見た。

3畳ほどの小さい部屋。
スチール製の素っ気ない机の前に座っている。
ここはどこなんだろう?

やがて男が一人、二段重ねにした大きな段ボール箱を抱えて入ってきた。
無言で、その箱を机の上に
ぽん、
と置く。
「君へのメッセージが入っている」
男はそう言った。
どこかで聞いたことがある、
ふと、そう思ったが、誰の声なのかは思い出せなかった。
「全部読むんだ。読み終えたらあれで連絡してくれ」
男が指さす方向を見ると、入口のすぐ脇の壁に、小さなインターホンがかかっている。
ああ、ここは昔カラオケボックスだったんだな。
そんなことだけはすぐに理解できる。

いつの間にか、男は姿を消していた。
段ボールに目をやる。
中に何が入っているのか、わかっている。
いま、一番読みたくないものだ。
しかし、読まないわけにはいかない。
そうしなければ、きっとこの夢は覚めないんだろう。
そんなことも、理解できる。

そろそろと、目の前の箱を一つ、開けてみる。
中には、電子メールをアウトプットしたものが、整然と詰められていた。
一束とりだして、渋々、目を通し始めた。

「今年はぜひ盗塁王を取り返してください!」
「首位打者、最多安打、盗塁王の三冠、期待してます!」
「まだまだやれます!もっともっと頑張ってほしい!」
「後輩が追い上げてきてますよ!ケガになんか負けるな!」
「体の小さい僕には究極の目標です!」
「頑張ってください!」
「頑張れ 頑張れ 頼む頑張れ 頑張ってくれ」

頑張れ、期待、希望、復活、負けるな、ぜひとも、なんとしても……。

前向きな言葉の洪水。

何なんだいったい。
自分は今まで、全然頑張ってなかったんだろうか。
頑張りが足りなかったんだろうか。
どうすれば、どんなことをすれば、頑張ったことになるんだろうか。

間断なく、ガンバレの波が押し寄せてくる。

頑張れガンバレがんばれ負けるなまけるなマケルナ期待きたいキタイ是非ぜひゼヒ何とかなんとかナントカ頑張れガンバレがんばれ負けるなまけるなマケルナ期待きたいキタイ是非ぜひゼヒ何とかなんとかナントカぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる……。

ぐるぐる。

ぐるぐる。

……背中の荷物を捨てるためにここに来た得体の知れないそれはかつて自分を奮い立たせてくれたものしかし今は…………。ただただ、重荷になるだけのもの。
リュックを下ろして中にびっしりと詰まったそれを一つ取り出してみる以前は黄金色の目映い光を放っていたそれは今では…………。獣の臓物のように赤黒く彩られている鈍い光沢が不自然なほどにつやつやつやつやと。

吐き気がする。

リュックを逆さまにして振るとそれが大量に転がり出てきたアア気分がいいぞ最高だあははははははははははははHHHHH……。

むなしさが一つ、ぽつねんと。

しばらくするとさっきまき散らしたはずのそれが再び自分のところへ集まり始めたそれだけではないぐるぐると渦を巻きながら舞い上がってきたのだまるで。
逃れることはできないんだとでも言いたげに自分の体を覆ってくるアア外からはもう自分の姿は見えないんだろうなあ。
小さいからなあ。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる。

ぐるぐる。

ぐるぐる。


「どうした。まだ読み始めたばかりじゃないか」
――もういいです。もうたくさんです。
「もういいって?ファンの期待には応えられないというのか?」
――いや、そうじゃない。ああ、でも。そうかもしれないです。
「じゃあ、どうしたいんだ。もっと伸び伸び野球がしたいか?何にも囚われずに」
――ああ、そうですね。
「そうか。ならメキシコに来るか?」
――メキシコ?
「決して満足な報酬は得られないが、みんな野球を楽しんでるよ。選手も、そしてファンも」
――そうなんですか。少し考えさせてください。
「良い返事を待ってるよ。じゃあ」

ぱたん。

たぶん、自分はメキシコに行かないだろう。
そして、あの男も自分がメキシコに行かないことをわかっているのだろう。

少しだけ、気分が良くなったような自分を、演じてみる。
少しだけ、気持ちが晴れたような自分を、意識してみる。






新しい朝がきた。希望の朝だ。喜びに胸を開け青空仰げ。






おはよう。


第一夜~焼きそば~
第二夜~岡田構想~
第二夜外伝~トレード~
第三夜~血液~
第四夜~シャドー~
【記事編集】 |  23:46 |  妄想  | トラックバック(1) | コメント(10) | Top↑
ぎの座妄想群
2007.02.13 (Tue)
「イーヒヒヒヒヒ!」ビューーン
 インハイに投げる時のボーグルソン
「はぁ」ひょろろろろろ…
 インハイに投げた後のハシケン

ズシンズシ、ズシンズシ、ズシンズシ
 足を引きずる安藤
ほわんほわ、ほわんほわ、ほわんほわ
 足を引きずる福原

ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ
 坂道ダッシュする下柳(中腹から眺む)

しゅううううううう
 べーランする赤松
うううううううう…
 それを見学する赤星

グワラゴワラギーン
 ランチ特打をする金本
ズルズル、ズルズル
 ランチ特食をするダーウィン

ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ
 坂道ダッシュする下柳2本目(中腹から眺む)

ビュン!カキーン!ギューン!
 鳥谷の快打
ブーン!ガキッ!フラフラー!
 藤本の快ポップ

ササササッ、パシ、ピュー
 ノックを受けるマエチュー
トットットット、パシ、ポロ、サッ、…ピュー
 ノックを受ける今岡

ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ
 坂道ダッシュする下柳3本目(中腹から眺む)

ドテチン
 エステバン・ジャン

ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ…ワン!
 坂道ダッシュする下柳4本目。そのままラガーのもとへ。 
【記事編集】 |  22:12 |  キャンプ・オープン戦  | トラックバック(0) | コメント(10) | Top↑
お客様センター
2007.02.12 (Mon)

株式会社阪神タイガース
総務部 お客様センター室


室長    坂本 喜八
              
              TEL06-○○○○-○○○○
              FAX06-○○○○-○○○○



初めまして。坂本喜八と言います。
阪神タイガース総務部お客様センター室というところで勤務しています。
一応、室長ということになっています。

私の仕事は、球団事務所にかかってくる苦情電話を受ける、
まあ簡単に言えばそういうことですが、
それはそれは、気の滅入る仕事をしています。

以前はこんな部署はなかったのですが、
最近は、どうも沸点の低いファンの方が増殖されたようでして、
1試合終わるごとに、ひどいときには1イニング終わるごとに、
球団事務所に抗議の電話をされる方が多くなりました。
それでは通常業務に支障を来すということで、
お客様センター室を創設することになった、というわけでございます。

まあ、苦情の内容と言いましても、
試合に関する内容が圧倒的に多いのでございまして、
われわれに言われてましても、ほとんど対処のしようがないものばかりです。

ちなみに昨年、一番多かったのが、お手元の資料にもございますように、
「片岡をいつまで使うんや」
でございまして、これが全体の約5割を占めておりました。
えー、その次が
「俺を監督にしろ」
以下、
「矢野と福原のお立ち台は放送禁止とちゃうんか」
「藪は今何してるんや」
「トラッキーとラッキーは恋人?兄妹?」

となっております。

えー、それから最新のデータを2枚目に掲載させて頂いております。
これは今年のキャンプが始まってからの電話の内容を、
一部、ピックアップさせて頂きました。
まあ、キャンプということで、内容はsky-Aさんの中継がらみがほとんどです。

「ジャングルソンをもっと映してくれ」
えーこれはたぶん、ジャンとボーグルソンがごっちゃになってるんだと思います。
おもしろいので載せておきました。

「ハシケンを殺せ」
これは濱中選手へのデッドボールの時に、大量にかかってきました。
今年初めて、回線がパンクしております。

えー、次に、練習試合がらみですが、すでにもうこんなに来ています。
「昨日の練習試合、先発は筒井で行くべきではなかったのか」
「久保田はもう要らない」
「久保田は左の腰にタメがないから云々」
「杉山はもう要らない。桟原もトレードに出せ」
「喜田をウチにくれ」


えー、最後のはよそ様のファンの方だと思うんですが、
いずれにせよたった1試合、しかも練習試合の結果だけを観て、
脊髄反射で電話してきてはることが、よくお分かりになると思います。
阪神ファンは、いつからこんなに耐性が低下してしまったんでしょうか。
「遠山-葛西-遠山-葛西」なんて、いまやったら暴動が起きるんでしょうねえ。

あ、話が横道に逸れました。

えーそのほか、
「下柳さんの特集はないのか」
「矢野さんの特集はないのか」
「金本さんの特集はないのか」
「宮根はホンマに阪神ファンなのか」
「春日井美紀はどうしたんや」


えー、ひっくるめてどれもこれも「知らんがな」の一言で片づけられるものばかりです。
まあ、ABCさんやsky-Aさん、あ、春日井さんはGAORAさんでしたか、
いずれにせよそちらにも電話されてる方はいらっしゃると思うんですが、
こうした電話をウチにかけてこられても困るんですよね。
まあ、それでもお客様なんで、ハア、ハアと聞いております。
われわれでどうこうできる問題など、一つとしてございません。

にもかかわらず、われわれが専門の部署まで置いて、
なぜこうした不毛な抗議の電話に対処しているのかと申しますと、
えー、こういうデータが出ております。
3枚目の資料にございますが、

抗議の電話をしてくる人ほど、応援グッズをたくさん買う傾向にある。

ということでございまして、
えー、過去に年間5回以上、お電話頂いた方のグッズ購入額は、
年平均で2万6676円というデータが出ております。

えーまあ、幸いと言いますか、今季からユニフォームが新しくなりましたので、
この数字はもう少し上がるだろうと、弊社では見込んでいるわけでございます。
弊社ではお客様センターの電話のことを、
「金の鳴る機」
などと呼んでおりまして。
あ、これはここだけの話にしておいてください。

今日は、各社のお客様センターで勤務される方のお集まりということで、
えー、私の方からお話させていたきました。
なにぶんにも、特殊な業務でございますので、みなさんの参考になったかどうか、
その点が不安ではございますが、
何か得るところがあれば、幸いです。
ご静聴、ありがとうございました。
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デスノート
2007.02.11 (Sun)


「一軍入らへんよ」

3イニング3劇場。
久保田ファンにとっては、「順調な仕上がり」と映ったかもしれない。
しかし、もちろん久保田本人は納得していなかった。
そこへもってきて、冒頭の岡田監督の言葉。
久保田の怒りは増幅されていた。

――何が「左が競争と言っているから安心しとるんちゃうか」だ。
――いままで、ただの一度も「左が競争」なんて言ってないじゃないか。
――「ポスト井川=サウスポー」と考えるのはド素人やって、ずっと言ってたくせに。
――それがなんだ。一時の激情に駆られて、口から出任せで人を非難しやがって。

怒りが収まらないまま、久保田は宿舎に戻るのだった。



ホテルに着くと、フロントから声をかけられた。
「あっ久保田様、お便りをお預かりしております」
久保田智之様、と書かれた角2サイズの封筒。
差出人の名前はない。

部屋に入り、さっそくその封筒を開けてみた。
真っ黒なノートが一冊。
表紙には、

DEATH NOTE

と書いてあった。

久保田は苦笑する。
――なんだ、一足早いバレンタインのチョコじゃなかったのか。
――それにしても、いくら俺が流行に疎いからって、いまさらデスノートはないだろ。
久保田はそうつぶやきながら、ノートの1ページ目に、

岡田明信
岡田彰伸
阪神タイガースのかんとくの岡田あきのぶ

と書き込んだのだった。



翌朝、出発の準備を整えてロビーに降りていくと、
岡田監督が記者団に取り囲まれていた。

――チッ、まだ生きてたのか。
――まあいい。この場で倒れたら大騒ぎになるぞ。

その瞬間を、少しでも近くで見ていようと、
久保田はさりげなく、そばのソファーに腰を下ろした。
岡田監督の声が、よく聞こえる。

「そうですね。昨日の試合は投手陣が全体的に不調でした」
「もちろん久保田だけではありません。その後に投げた杉山も桟原もまだまだダメです」
「一軍ですか。そうですね、筒井が当落線上にようやく引っかかったという程度でしょうか」

……「うわ、きしょっ!」
思わず声をあげてしまった。
久保田は、全身が総毛立つのを感じた。
普段、コテコテの大阪弁でしゃべるはずの岡田監督が、
やけに丁寧な言葉遣いをしている。
取り囲む記者団も、監督の異様な話し方に戸惑いの様子を隠しきれないようだ。

――まさか……。
久保田は、バッグの中から昨日のノートを取り出し、改めて表紙を見てみた。
――やっぱり。

DEATH マス NOTE

――ですますノート……。

久保田は頭を抱えるのだった。



そんな久保田の、トドのような背中を眺めている一人の男の姿があった。
――なるほど。あのノートに名前を書けば、言葉遣いが丁寧になるのか。
――どうやら大阪弁を標準語に変える力もあるようだな。
頭の良い彼は、すべてを理解してしまったようだ。

背番号1のユニフォームを着たその男は、
さっそく頭の中で、そのノートに書き込む候補者をピックアップしはじめた。
――正田さん、藤本さん、関本さん……。
――濱中さん、今岡さん、あ、今岡さんはときどき妙な発音の標準語しゃべってるな……。

妄想が止まらない彼を一人、ロビーに残し、バスは出発したのだった。
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ドキュメント・カツノリ
2007.02.10 (Sat)
野村克則君、21歳。
現在、阪神大学の3回生。

野村克則、という名前に、聞き覚えのある方も多いだろう。
東北楽天ゴールデンイーグルスの監督、野村克也さんの息子で、
現在、同球団のコーチを務める野村克則さんと同姓同名だ。
二人はかつて、阪神タイガースにそろって在籍していたこともある。

「生まれたときから阪神ファン」という克則君に、当時のことを振り返ってもらった。

「うーん、複雑でしたね。よりによって字まで一緒でしょ(苦笑)」
「いじめられたという意識はないんですけど…。でもまあ、そんな感じだったんでしょうかね」
「あの頃は阪神も弱かったでしょ。負けた次の日に学校行くと、先生までが『コラ、カツノリ!』って」
「まあ、僕もテレビの前では文句言うてましたよ。『なんでここでカツノリ使うねん』(笑)」

辛い少年時代を過ごしてきたことが窺えるエピソードだ。
不可抗力とはいえ、阪神ファンの格好の餌食になるような名前。
それでも、野村君は一度もグレたことはないという。
ご両親を恨んだりしたことはなかったのだろうか。

「恨んだというか…、まあオヤジに文句言うたことは何回もありますよ」
「オヤジは聞き流してましたけどね。でも僕があまりにしつこく言うもんやから」
「あるときオヤジが『克則、お前の名前の理由教えたるからカラオケ行こ』って言うたんです」

「名前の理由がカラオケって訳わからんでしょ。しかもオヤジと2人でなんて絶対イヤやし(笑)」
「けど、どうしてもって言うんで…、結局、オカンと弟も連れて4人で行きました」
「もちろん初めてですよ。家族そろってカラオケなんて(笑)」
「あ、弟の名前は雅之って言うんです。掛布さんの名前からとったらしいです」

家族4人で行ったというカラオケボックス『ソラシドクラブ』は、
京都と神戸を結ぶ国道171号線沿いにあった。
残念ながらいまはマンションに建て替えられ、カラオケボックスの姿はない。

「ああ、やっぱり。古くさいボックスでしたからねえ」
「部屋に入るとオヤジ、いきなり六甲颪歌ったんですよ」
「カラオケで六甲颪って、普通、最後に歌うじゃないですか。それがいきなりですからね」
「ところがオヤジは途中で歌うの止めて、『克則、ここやここ!』って叫びだしたんですよ」
「画面は85年にリーグ優勝したシーンでした」
「中西さんがピッチャーゴロを捕って、一塁へ投げたところです」
「それで、一塁であの送球受けたんが、渡真利克則さんでした」

『お父さんなあ、あのとき神宮におったんや』
『で、渡真利がボール受けた瞬間、ミットをパーンと上へ上げたやろ』
『お父さんなあ、あれにとんでもなく感動してなあ』
『俺がそれまで生きてきて、一番感動した瞬間やったわ』
『周りはバース!とか掛布!とか叫んでたのに、お父さん一人だけ渡真利!ありがとう!って』
『それからなんや知らんけどなあ、渡真利が好きになってなあ』
『その年の暮れに生まれたんが、克則、お前や』

「オヤジ、僕が感動すると思ったんでしょうね。メッチャ情感込めてしゃべるんですよ」
「けど、弟に雅之ってつけてるんですから台無しでしょ。誰のファンやったかバレバレ(笑)」
「どうせなら僕も明信ぐらいにしといてくれやって、言いました」

渡真利克則さんは、現役引退後、セ・リーグの審判員となる。
そして、昨年4月21日。

渡真利球審が倒れて入院

「あの試合はオヤジと2人でテレビで観てました」
「オヤジ、渡真利さんが倒れた瞬間、『克則が倒れた!』って大騒ぎでしたよ」
「僕はピンピンしてるっちゅうねん(笑)」

「で、そのオヤジもそれから3ヶ月ぐらいして倒れました。脳卒中です」
「たいしたことなかったんですけどね。左半身に少しマヒが残ってるんですが」

「渡真利かて復帰に向けて頑張ってるはずやって言うて、今必死にリハビリしてるんですが…」

渡真利審判員が連盟職員に異動

「週刊ベースボールの選手名鑑が出るまで、僕も全然知りませんでした」
「審判員のところに渡真利さんの名前がないので、あれと思ってネットで調べて。それで初めて」
「もちろんオヤジには言うてませんよ。心の支えでしょうからね」
「けどまあ、渡真利さんも知らんオッサンに寄りかかられても迷惑でしょうし」

克則君は、そう言って立ち上がると、プロテクターを着け始めた。
「まだ草野球でしかジャッジしてませんけどね」

大学卒業後は渡米し、審判学校に入学する予定だそうだ。
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眠れレッドスター
2007.02.09 (Fri)
まだ、少し痛みの残る腰をかばうように、
ゆっくりと、窓の方に向かって寝返りをうつ。
暗闇の向こうにうっすらと見えているカーテンは、
すでに朝日を含んで淡い光を帯び始めていた。

今日もまた、眠ることはできなかった。

宜野座に来てからというもの、まともに眠っていない。

今季の復活を期して望んだキャンプ。
わずか2日目でリタイア。
表向きは別メニューの調整、ということになっているが、
実際のところ、メニューなどというものは存在していない。
朝、続木コーチのところへ行き、練習メニューの確認をすると、
「そのへんで適当に走っとけや」
と言われるだけだ。

チームの、自分に対する期待が、日を追うごとに薄れていくのを感じている。
いま、関西のスポーツ紙は、赤松が連日、一面を飾っているそうだ。
一部には早くも「赤星不要論」まで主張する新聞が出始めているのだとか。
読者を煽りたいだけの、根拠のない飛ばし記事にはもう慣れたが、
ここ宜野座で感じる微妙な空気の変化は、そろそろ耐え難いものになろうとしている。
今日も、孤独な練習を強いられるのか。

いったい、なんのために頑張っているのだろう?
己のために頑張ったことなど、一度もない。
常にチームのことを思ってきた。
金本さんほどの存在感があるとは思っていないが、
自分だってチームに不可欠な存在だという自負はあった。

しかし、今は…。

朝の光が、カーテンを閉め切ったこの部屋にも、はっきりと差し込んでくるようになった。
それでも、集合までには、まだしばらく時間がある。
ちょっと聴くか。
カバンの中からipodをひっぱり出してきた。

I am God's child.
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない


最近、密かに聞き始めた鬼束ちひろの『月光』。

昨年、どうにも調子が上がらなかった時期に、せめて気分だけでも盛り上げようと、
モトリー・クルーやガンズ・アンド・ローゼズなどのLAメタルを大音量で聞いていたことがあった。
そんな自分の姿を見ていたたまれなくなったのか、片岡さんが声をかけてくれた。
「しんどいときに、無理して盛り上げようとしたって、余計しんどなるだけやで」
「それでも歌聞きたいんやったら、しんどさを共有してくれるような歌がええって」
そう言って教えてくれたのが鬼束ちひろだった。

最初は、「こんな辛気くさい歌、聞いてられるか」
と思っていたのだが、次第にその独特の世界観に引き込まれるようになった。
癒される、などというありきたりなものではない。
しんどい、辛いという自分の心情に、
真っ直ぐ、素直に向き合えるようにそっと手を差し伸べてくれる、
そんな感覚に包まれるのだ。

テンションが上がっていたためか、宜野座に来てから聴くことはなかったのだが。

心を開け渡したままで
貴方の感覚だけが散らばって
私はまだ上手に 片付けられずに


理由をもっと喋り続けて
私が眠れるまで……


いつしか、意識が途切れるようになってきた。
こんな時間になってようやく眠れるのか。
朝の集合まで、あとどれくらい時間は残っているのだろうか。

……よし、今日はこのまま、眠れるだけ眠ってしまおう。
自分が一日休んだって、誰も気にすることなんてないだろうから。

赤松……、頑張れ……。
腰が治っ……、
お前に挑戦……。

I am God's child.
哀しい音は背中に爪跡を付けて
I can't hang out this world.
こんな思いじゃ どこにも居場所なんて無い


                 ◇

「赤星さん、眠ったままやねんて?」
「うん、もう3日間ずっとや。けどな、ものすごい穏やかな顔して寝てるんやって」
「そうなんか。『赤松が連日一面』とか、ものすごい被害妄想入ってたからなあ」
「そんなことあるはずないのにな。あのころの顔は怖かった」
「続木さんが練習メニュー作ってくれないとか言うてたし」
「『アイツ一度も俺んとこに来なかった』って、続木さん心配してたで」
「そこへもってきて、井川さんの結婚やろ」
「あれが決定的なダメージになったみたいやなあ」
「『なんでや、なんでや』って、ずっとブツブツ言うてたからなあ」
【記事編集】 |  00:47 |  妄想  | トラックバック(0) | コメント(12) | Top↑
しれ~っと
2007.02.08 (Thu)
とり「おつかれ」
こじ「……」
とり「……」
こじ「ども」
とり「……」
こじ「……」
とり「……」
こじ「……」
とり「ないすぴ」
こじ「……」
とり「……」
こじ「……」
とり「……」
こじ「ども」
とり「……」
こじ「……」
とり「メシ行こ」
こじ「……」
とり「……」
こじ「はい」
とり「……」
こじ「……」
とり「……」
こじ「……」
とり「おいしいな」
こじ「……」
とり「……」
こじ「……」
とり「……」
こじ「はい」
とり「……」
こじ「……」
おかだ「お前ら楽しいか?」
とり「……」
こじ「……」
とり「はい」
こじ「はい」
【記事編集】 |  00:07 |  キャンプ・オープン戦  | トラックバック(0) | コメント(6) | Top↑
夢十夜
2007.02.05 (Mon)
第二夜

こんな夢を見た。

なじみの小料理屋「阿津志」で、一人、飲んでいると、
衝立越しに、聞き覚えのある声が漏れてきた。

おかだ「まあ座れや、ビールでええか?」
しょうだ「おおきに。で、今日はなんですのん?」
おかだ「ビール来たで。まあ飲めや」
しょうだ「いただきます」

監督と正田コーチ。
途端に居心地が悪くなってきた。
いまだに、この二人の関西弁に馴染めないでいる。
夏の湿気のように、ねっとりとまとわりついてくる感じがするのだ。

一気に、酔いが覚めた。
三杯目の「船中八策」を頼むつもりでいたが、もういい。
店を替えようか、それともこのままホテルに戻るか――
いずれにせよ、ここはもう出ようと思い、腰を浮かせたときだ。
衝撃的な言葉が耳に飛び込んできた。

おかだ「実はトレードしよか思とんや」
しょうだ「この時期にですか?」
おかだ「そや」
しょうだ「で、だれだれですのん?」
おかだ「……赤星と鳥谷や」
しょうだ「監督正気ですか?」
おかだ「もうオリックスに打診しとる」

赤星さんと僕が、オリックスへトレード。

出される理由など、どこにもないはずだ。
僕はあらためて座り直す。
無言でマスターにグラスを掲げ、おかわりの合図をした。
いったい、だれと交換なんだ。

おかだ「たった1回の人生。俺はやりたいようにやるで」
しょうだ「……」
おかだ「関西人だけのチームで勝負したる!」

そんな理由で…。
じゃあ、トレードの相手は、大阪出身の清原さんなのか。
そのとき、僕の携帯が鳴った。
清原さんからのメールだ。

おお、ワシや。
こっち来んねんて?
そっちとちごて、こっちは居心地ええでえ。
まあ、一緒に頑張ろや。
ほなな。

トレード相手は清原さんではない。
じゃあいったい誰なんだ。
再び、携帯が鳴った。

いっぴき、にひき、おおびきでーす!
なんか僕が、鳥谷さんと赤星さんと交換で、
阪神に行くことになったみたいっす!
頑張るっす!
大安、友引、大引でした!

……。
なんだこれは。

しょうだ「そしたら金本も…」
おかだ「いや、金本はええんよ」
しょうだ「はあ」
おかだ「あいつは『関西のノリ』がわかる男や」

たしかに僕は、関西のノリがわからない。
でも、大引のあれが、関西のノリで通用するレベルなのか。
めまいがしてきた。
                ◇
いつのまにか、岡田監督が目の前に座っていた。
――どうや、大学の先輩、しかも信頼されてると思い込んでた監督に裏切られる気持ちは。
返す言葉もなかった。
――まあええ。10年や10年。10年たったら、呼び戻したる。それまで我慢せえ。
――ああ、そうそう。ここの払い、俺が済ませといたからな。
そう言って、監督は席を立った。
赤星さんはもう、このことを聞いているのだろうか。
監督の後ろ姿をぼんやり見つめながら、僕はそんなことを考えていた。
                ◇
目を覚ますと、僕はまだ「阿津志」にいた。
あれから、どれくらい時間がたったのだろうか。
監督におごられたくない――。
そう思い、僕は一から飲み直すことにししたのだった。
――マスター、監督はもう帰りましたか?
――いえ、今日はお見えになってませんが。

ということは丸一日、ここにいたのか?
いや、違う。あの出来事そのものが、夢だったんだ。
そうだよな。あんなトレード、あるはずがない。
僕は水を一杯もらおうと思い、顔を上げた。
壁に掛かった大型テレビが目に入る。
昼間のキャンプの様子を再放送していた。
「猛虎キャンプリポート2017 三冠王中田翔に聞く」

――ああ、もうあれから10年たっていたんだな。
僕はそのとき、初めて気付いた。




special thanks to: akira“iwaho”teraoandDr.KEN
【記事編集】 |  22:10 |  妄想  | トラックバック(2) | コメント(14) | Top↑
前田忠節の阪神イニシャルトーク
2007.02.04 (Sun)
初めまして!
阪神タイガースの前田忠節です。
まえだただときって、呼びにくいでしょ?早口言葉みたいでしょ?
だからみんなはマエチューさんって呼んでます。
あ、でもこの人とは何の関係もありませんよ。

簡単に自己紹介しておきますね。
生年月日は1977年10月4日生まれ。現在29歳です。

……ちょっとそこのアナタ。いま「エ~~~~~~!」って言うたでしょ。
ハイハイ分かってますとも。そんなリアクション、もう慣れっこですとも!
去年、鳴尾浜で「S太さん」(←僕の1コ上、学年では2コです)って呼んだら、
鳴尾浜ギャルが一斉にドン引きしてました……。
「え?S太さんより年下なの?エエー」
みたいな声が聞こえてきて、それはそれは落ち込んだものです。

頭はすでに元二軍監督のK・KさんみたいにM字型になってますけど、
まだ20代の青春まっさかりなんですから!

PL-東洋大を通じて、天才打者M・Iさんの2コ下。
それから東洋大では今や阪神の大エースS・Fさんの1コ下でもあります。
(先輩!これでよろしいでしょうか!)

東洋大学卒業後は近鉄→楽天と来て、
一昨年、Y・Oさんとのトレードで阪神に移ってきて、現在に至ります。

というわけで自己紹介終わり。

さて、僕は今、宜野座に来ています。
世間では「O田監督が忠節とY和を間違って宜野座に連れてきた」などと言われていますが、
そんなことを気にする僕ではありません。
ここ宜野座で、僕のできる限りのことをして、みなさんにアピールするだけです。

あ、アピールで思い出しましたけど、今日の僕のヘッスラ、見てもらえましたか?
あれ、Y・Oさんの後釜狙いです(笑)。
今年は途中で雨天中止になったときは、僕とY・Nさんが二人、
ホームヘッスラでみなさんを盛り上げますので、どうぞよろしく!
守備の人である僕にとって、SKY-Aの中継は守備練の様子があまり映らないので不満ですが、
これからも隙あらばテレビに映っていくつもりですから、
みなさんどうか応援よろしくお願いします!

……え?この文章、見た目と印象が違うって?
だから、パッと見で判断するなあ!
チームでは「から騒ぎのマエチューさん」で通ってるんですから!

……え?イニシャルにする必要がなかったって?
そのとおり!(開き直り!)

では、また要望があればなんか書いていきたいと思います。
さよ~なら~。
【記事編集】 |  15:57 |  キャンプ・オープン戦  | トラックバック(2) | コメント(12) | Top↑
2000球
2007.02.03 (Sat)
くぼ「監督、ここにいらっしゃったんですか」
おかだ「おお、くぼか。金村と大塚はもう帰ったんか?」
くぼ「ええ、さきほど」
おかだ「そうか。アイツらおったら笑いを独り占めにするからかなわん」
くぼ「え?」
おかだ「なんでもない。それよりどうした?また赤松が故障したか?」
くぼ「いえ、故障したのは赤星です」
おかだ「なんやて!」
くぼ「本人から聞いてたじゃないですか、直接」
おかだ「冗談やがな。いちいち噛みつくな。なんやねん用事は」
くぼ「あ、ブルペンの報告です」
おかだ「そうか。あそこは活気があるなあ」
くぼ「はい」
おかだ「俺も見てたけど、あんだけズラーッと並ぶと壮観やなあ」
くぼ「ええ」
おかだ「目移りするなあ」
くぼ「ええ。みんないい顔してます」
おかだ「そやなあ。ホストクラブで写真指名するときみたいな感じやなあ」
くぼ「は?」
おかだ「あ、これはたとえがわるかったな。キャバクラで写真指名…」
くぼ「監督!冗談はもういい加減にやめてください。シーズンは始まってるんですよ」
おかだ「アホか。2月1日は俺の冗談もシーズンインやがな」
くぼ「監督!」
おかだ「怒んなよ、も~」
くぼ「そんなことより、久保田が2000球目指してハイピッチで飛ばしてます」
おかだ「おお、あれなあ、俺、2000球投げろなんて一言も言うてへんで」
くぼ「え?でも久保田だけでなく、みんな2000球目指して連日…」
おかだ「俺は『2戦級は投げ込まなあかん』って言うたんや」
くぼ「ええ、ですから2000球…」
おかだ「2戦級」
くぼ「2000球」
おかだ「2戦級」
くぼ「2000球」
おかだ「くぼ」
くぼ「2000球……、あ、はい」
おかだ「もうええ。久保田にはあんまり無理すんなって言うといてくれ」
くぼ「わかりました。失礼します」

おかだ「みこしば、ひらたの携帯、まだつながらんのか?」
みこしば「ええ、どうやら圏外のようですね」
おかだ「ひらたとしゃべりたいわあ。くぼとおったら肩凝ってしゃあない」
【記事編集】 |  15:55 |  キャンプ・オープン戦  | トラックバック(0) | コメント(14) | Top↑
西本ちゅーせー
2007.02.03 (Sat)
なんや、あの松下、とかいうヤツ。

トラ番の大先輩が横におるっちゅうのに。
我関せずや。隣でペラペラペラペラ…。

金本に誕生日プレゼント渡した?
仲良しクラブちゃうっちゅうねん。

だいたい最近の記者どもは、どいつもこいつも選手に気ぃ使いすぎや。
金本がなんぼのモンやっちゅうねん。
ワシが現役の記者やったころはなあ、
江夏やら村山なんかと、毎日丁々発止やりやったもんや。

ダメなモンはダメ。そうやってワシら記者が厳しく接するからこそ、
選手もそこから何かを感じ取って、成長する。
あの当時は、そういう関係が成り立っとったわ。

吉田のオッサンも言うとったやろ。
時代は変わりましたなあって。
選手と記者のあいだには、見えない壁がありましたなあって。
オクスプリングスって。

さすがオッサン、ええこと言う。

ピーンと張りつめた空気の中でこそ、エエ取材ができるっちゅうねん。
まあ、空気悪くしとったんは、たいていあのオッサンやけど…。

……それにしても松下や。
なんやて?僕はファン代表?
毎年ファンクラブ入ってるやと?

アホか。お前はプロのブンヤなんじゃ。
もっとなあ、ブンヤならブンヤらしく、威厳をもって選手と接するべき……。

あ、かねもっさん!おあよぐざいまっす!(訳:おはようございます)
今年もよろしくっす!似合いますねえ、新ユニ。
いやそれにしても今年は仕上がり早そうっすねえ。
やっぱあれっすか?ネックレス効きますか?そーすかそーすかそーすか……
【記事編集】 |  01:07 |  妄想  | トラックバック(0) | コメント(8) | Top↑
初夢
2007.02.02 (Fri)
守備練習をする今岡――。

そんな夢を見た。

夢にしては、やけにリアリティがあったんだけど。

でもまあ、あれは夢に違いない。

その証拠に、ユニフォームが、いつものヤツと違っていたんだ。

年明け早々、珍しい夢を見させてもらった。

今年は、なんだか、いいことがありそうだ。
【記事編集】 |  02:51 |  妄想  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑
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